「iOSデバイスは世界で3億6千500万台が販売されました。80%のiOSユーザーが最新バージョンのOSを利用しているのに対して、同じ時期にリリースされたAndroid 4.0を利用しているユーザーは7%です。」というScott Forstall氏のメッセージでiOS 6の紹介が始まった。

iOS 6には200の新機能が追加されているとのことだが、まずはSiriの新機能が紹介された。
新Siriは、これまでウェブ検索に頼っていた以下のような問い合わせに直接回答できるようになっている。


スポーツ
「ジャイアンツの試合のスコアは?」という質問に対しては、「The Giants were downed by the Rangers yesterday, the final score was 5 to 0」という音声とともに以下のような画面が表示される。

選手の打率に関する質問には、その他の数字も含めて回答が返ってくる。

さらに、(プロバスケット選手の)「LeBronとKobeのどちらが身長が高いか」というような質問にも回答してくれる。

また、「49ersの最初の試合はいつか?」といった質問にも即回答が返ってくる。これまで、ブラウザを開いて、キーワードを入力して検索を実行し、表示されたURLを1つ1つ開いて回答を探すという手順を踏まなければならなかった情報検索が、音声で問い合わせすれば一発で回答が得られるとすれば格段の進歩だ。ちなみに、iOS 5のSiriに同様の質問を投げると「Webで検索してはいかがでしょう?」という回答が返ってくる(英語の場合は自動的に検索が始まる)。回答の質が向上すれば、検索エンジンの利用頻度が下がることは間違いない。

レストラン
「Find a great place for dinner」という質問には「15のレストランが見つかりました」という回答とともにレストランのリストが返ってくる。しかも、「評価でソートしました」と言う。

口コミについてはYelpと提携しておりYelp上の口コミ情報が回答画面に表示される。口コミリストをタップすればYelpアプリが起動し詳細を確認できる。予約についてはOpenTableと提携しており、「予約」をタップするとOpenTableアプリが起動し、予約をすることができる。

映画
「メトレオンではどんな映画をやっていますか?」という問い合わせには「8本の映画が見つかりました」という音声とともに以下のような画面が表示される。

映画情報は「Rotten Tomatoes」と連携しており、評価、レビュー、トレーラーを参照することができる。また、監督や俳優等についての情報も検索できる。

アプリ起動
アプリ起動については詳しい紹介はなかったが、「Play Temple Run」と伝えるとアプリが起動されてゲームがプレイできる様子が紹介された。ゲーム以外のアプリの起動方法や日本語名アプリの起動についてはぜひ確認してみたい。

Eyes Free
ハンズフリーに対して「Eyes Free」という表現で紹介されたのは、車のハンドルに付けられたSiriボタン。オーディオやクルーズコントロールと同様にハンドル上にボタンを付けることで、運転中に目を逸らすことなくSiriが操作できるようになる。Siriが起動できれば音声入出力を使用してハンズフリーでSiriとの会話ができる。

ホンダやトヨタ(日本国内モデルかどうかは不明)、BMW、アウディ等のメーカーが12ヶ月以内にEyes Freeを搭載した車を発売する予定とのこと。

インターナショナル対応
リリース時には5カ国語対応だったSiriは、日本語を始め、他の言語への対応を追加している。ちなみに、日本語の対応のところでただ1人拍手しているのは私。

iOS 6では、カナダ(英語とフランス語)、スペイン語(スペインとメキシコ、アメリカ)、イタリア語、スイス(イタリア語、フランス語、ドイツ語)、韓国語、台湾(北京語)、香港(広東語)、中国(北京語、広東語)といった言語が追加される。
また、iOS 5ではアメリカに限定されているローカルサーチがアメリカ以外(具体的な対応地域は不明)でも利用できるようになる。
さらに、これまでiPhone 4Sのみで利用可能だったSiriが新iPadでも利用可能になる

新Siriでは、スポーツやレストラン、映画等の情報に対する柔軟な音声検索に加えて、YelpやOpenTable、Rotten Tomatoesというサービスとの提携、さらには自動車へのインタフェースの組み込みといった外部連携が進んでいる。開発者にとっては、YelpやOpenTableのようにSiriから連携されるようなアプリまたはサービスを目指すというのも1つの目標になっていくのかもしれない。iOS 6ではSiriのAPIも提供されるようなので、少なくとも、様々なアプリがSiriインターフェースを提供するようになりそうだ。


 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>